外国人の方向け「食べて学ぼう!防災教室」を開催しました!
外国人市民の皆さんが、災害リスクについて正しい知識を身につけ、災害が起きた時に適切な避難行動につなげてもらうよう、防災意識の向上を図るための研修を2回実施しました。
<第1回>
日時:令和5年10月1日(日)10:00~13:30
場所:広島市留学生会館
参加者:公募で募集した外国人市民10名
<第2回>
日時:令和6年3月2日(土)13:30~15:30
場所:沼田公民館
参加者:沼田日本語教室に通う外国人市民および日本語ボランティア 18名
当日は、さまざまなプログラムを通して、災害や防災について学びました。
☀講義
広島市危機管理室災害予防課の職員さんが、様々な自然災害の特徴や日頃からできる防災対策について映像や写真を見せながら説明してくださいました。また、ひろしま避難誘導アプリ「避難所へGo!」の使い方をレクチャーしていただき、10月のイベント時は、実際にアプリを使って現在地から避難所までのルートを表示し、それに従って避難所まで歩いて行く練習も行いました。
☀クイズ・ゲーム
クイズやゲームを通して災害や防災について学びました。例えば、
「冠水した道路を歩いて避難する時、どちらの靴を履くのがよいでしょうか? A.長靴 B.スニーカー」
「非常持ち出し袋はどこに置いておくのがいいでしょうか? A.玄関 B.押し入れ」 などなど…
このような実践的な内容のクイズ約15問にチャレンジしていただきました。ちょっとしたことで災害から命を守ることができるということ、それと同時にちょっとしたことが命を落としてしまう原因になるということを学びました。
☀段ボールベッド・パーテーションテント・非常持ち出し袋の展示
実際に避難所で使用される段ボールベッドとパーテーションの組立体験・展示を行いました(提供:広島市危機管理室災害予防課)。参加者の皆さんからは「思っていたより丈夫でびっくり!」「暖かい!」といった声があがりました。
☀非常食の試食体験
イベントの最後に非常食の試食体験を行いました。10月のイベントではパスタとパンを、そしてハラル対応のメニューとしてナシゴレンとクッキーを試食しました。3月のイベントでは、付属の発熱剤を使って熱々のカレーを食べました。参加者の皆さんは、ガスや電気、水が使用できない環境下でもおいしく食べられる非常食にとても驚かれていました。実際に購入して備えようとするきっかけになっていたら嬉しいです。